彩の国 農業・農村景観フォトコンテスト結果
Result announcement
第13回 彩の国 農業・農村景観フォトコンテスト
「地域と共に歩むさいたまの水土里(みどり)」をテーマとして開催された「第13回 彩の国 農業・農村景観フォトコンテスト」の審査結果を
発表いたします。応募作品291点から、審査委員長として写真家の吉田功氏による最終審査が行われ、水土里ネットさいたま会長賞をはじめとした各賞が決定しました。
写真展のお知らせ
入選作品
【水土里ネットさいたま
会長賞】
| タイトル | 収穫の秋 -横瀬町- |
|---|---|
| 受賞者 | 髙澤 洋次 |
| 撮影者コメント | 彼岸花も咲き誇り、収穫をむかえた寺坂棚田と武甲山の共演です。 |
| 講評 | 広角レンズを上手に使いました。ここの棚田は毎年募集されますが、この構図は珍しいですね。手前の彼岸花、中景の天日干しの稲、遠景の盆地の集落。空の部分を少なくしたことで、武甲山が高く農地も広く表現出来ました。 |
【さいたま土地改良推進協議会会長賞】
| タイトル | 刈り入の味わい -さいたま市- |
|---|---|
| 受賞者 | 堀越 力男 |
| 撮影者コメント | 刈り入れをして収穫の嬉びと昼食の味わいは格別 |
| 講評 | 家族総出の収穫作業。今でもこういう光景が見られるのは懐かしいですね。刈り取られた後の稲の切り口や登場人物の衣装の時代背景、画面中央の白い帽子とテーブルの食器などのブレが不自然に思われるのが一考を要します。 |
【川越土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | 夕景 -川越市- |
|---|---|
| 受賞者 | 石井 祥子 |
| 撮影者コメント | 毎日の散歩コースです。カメラを持って出かけています。田んぼが光っていてとてもきれいでした。 |
| 講評 | 落日の太陽を画面に入れない工夫が成功しました。手前の小川や橋、草などが黒くつぶれることなく質感が出ました。水面の夕景や早苗の発育状況も表現されて良かったですね。画面左下に草地のスペースを大きくしたことで安定感が出ました。 |
【東松山土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | 収穫のよろこび -東秩父村- |
|---|---|
| 受賞者 | 栗島 祥次 |
| 撮影者コメント | 知人が稲刈りをしていた。米問題が広まる中で、自分の働きで米が食べられるよろこびを感じていたようだ。 |
| 講評 | 人物を右上に小さく配して手前には、収穫の稲束のスペースを大きくしたことで今年の豊作が伺えます。元気に働く高齢者らしい農夫に、いつまでも健やかにという思いと埼玉の未来の農業に不安も感じました。 |
【秩父土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | 実りの棚田 -横瀬町- |
|---|---|
| 受賞者 | 町田 正雄 |
| 撮影者コメント | 秋彼岸の頃。彼岸花に囲まれて稲刈りをする農夫。 |
| 講評 | 軟らかい光で撮れたのが良かったですね。黙々と稲刈りに精を出す農夫の様子が表現されました。米価の影響、増産か減反か、後継者の問題など脳裏を過ることもあるでしょうね。望遠レンズを使用したことで手前の花が適度にボケて人物が浮き上がって成功しました。 |
【本庄土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | 種まき日和 -神川町- |
|---|---|
| 受賞者 | 橋本 実奈枝 |
| 撮影者コメント | 良い天気の中、みんなで種まきを頑張りました。 |
| 講評 | 広角レンズを使用して広々としてのどかな農業風景を捉えました。左端の男性が手にしている容器と土に種を植えている場面にタイミングを逃さずシャッターを切ったことが、この作品を強くしました。構図的にも良くまとまっています。 |
【大里土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | みんなでダイエット中 -深谷市- |
|---|---|
| 受賞者 | 飯川 逸彦 |
| 撮影者コメント | 青空のもと大根干しは冬の風物詩。おいしい漬物になってねと願い撮りました。 |
| 講評 | 田んぼの大根干しは珍しい。ダイエットに見立てた発想も面白い。鉄塔をやや右に、干された大根の左端の終わりを見せない構図は、かなりベテランです。残念なのは青い空に青い雲、それに遠方の青空はもっと白っぽくならないのが不自然でした。 |
【加須土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | 冬仕度 -行田市- |
|---|---|
| 受賞者 | 柴﨑 治 |
| 撮影者コメント | 牛の飼料だと思いますが、面白い景色だったので思わずパチリ。遠くに富士山も望める関東平野の景色です。 |
| 講評 | 北海道を連想させるような広大な農地ですね。広角レンズの効果絶大です。大きなロールが2個。ここに安定感があります。右奥の小さなロールが作品の補助的役割を果たしています。県内にもこんなスケールの大きな風景があることを認識しました。 |
【春日部土地改良推進協議会
会長賞】
| タイトル | 帰路は夕焼け -春日部市- |
|---|---|
| 受賞者 | 森 卓廣 |
| 撮影者コメント | 美しい夕景を見ながら家族を思うのです。 |
| 講評 | 撮影条件が揃いました。明るさをなくして沈む太陽、水田の映り込み、家路を急ぐ自転車の人。太陽の位置が高かったら中ほどのあぜ道がつぶれたり、手前の早苗がこれほど存在感を見せなかったでしょうね。時間帯を考えて我慢しながら撮った作者に拍手。 |
【入選
(水土里ネットさいたま)】
| タイトル | 選繭される2025年の春蚕繭 -秩父市- |
|---|---|
| 受賞者 | 野原 清 |
| 撮影者コメント | 生産者の瀬能 紀夫さん「最高の出来。収穫量も箱(蚕種3万粒)あたり50キロとなった。」と顔をほころばせていました。 |
| 講評 | かつては養蚕が盛んだった秩父も、現在は一、二軒しか生業していないとか。こうした作品は記録としても価値があります。繭を大きく写して上部の人間をギリギリにとったのが良かったですね。継続して撮らせてもらえる事を期待します。 |
【入選
(水土里ネットさいたま)】
| タイトル | 田の草焼き -蓮田市- |
|---|---|
| 受賞者 | 堀之内 稔 |
| 撮影者コメント | 田植前の準備が始まった。 |
| 講評 | 昔ながらの草焼きも許可制になって、見かけることが少なくなりました。右端は煙の終わりを見せないようにトリミングすると良いでしょう。 |
【入選(さいたま)】
| タイトル | 来年も来るよ -草加市- |
|---|---|
| 受賞者 | 櫻井 文夫 |
| 撮影者コメント | 年々飛来するムナグロや他の鳥が少なくなり、人間の開発はもういいのではと思います。 |
【入選(川越)】
| タイトル | ジャガイモまき実習 -飯能市- |
|---|---|
| 受賞者 | 浅野 晃市 |
| 撮影者コメント | 小学1年生、2年生がジャガイモまき体験を行っているところです。 |
【入選(東松山)】
| タイトル | 入道雲 -吉見町- |
|---|---|
| 受賞者 | 長 洋弘 |
| 撮影者コメント | モクモクと湧く入道雲、すごいと思わず一言。やがて雲は、雨を降らせ田畑をうるおす。心にしみる光景だ。 |
【入選(秩父)】
| タイトル | 棚田好日 -横瀬町- |
|---|---|
| 受賞者 | 須藤 康男 |
| 撮影者コメント | 秋晴の陽射し、刈取りに余念のない人たち、豊作を祝福するかのような満開の彼岸花など誰もが郷愁を覚えるような里山の好き日を、1枚に閉じ込めました。赤が派手にならないように気を付けました。 |
【入選(本庄)】
| タイトル | 幸せ梨の収穫 -神川町- |
|---|---|
| 受賞者 | 武内 道直 |
| 撮影者コメント | 神川町特産の「幸水」の取り入れ |
【入選(大里)】
| タイトル | 早朝に補植 -深谷市- |
|---|---|
| 受賞者 | 斉藤 重利 |
| 撮影者コメント | 自然がつくる造形美と人間の勤勉さに感動させられました。 |
【入選(加須)】
| タイトル | ふるさとの香 -行田市- |
|---|---|
| 受賞者 | 酒井 真美子 |
| 撮影者コメント | 深く息を吸い込むと胸に広がるあの香り。季節の香り。この地の香り。そんな景色が、あなたにもありますか? |
【入選(春日部)】
| タイトル | 天高く -杉戸町- |
|---|---|
| 受賞者 | 大山 敏 |
| 撮影者コメント | 田んぼの上には、まだ夏空が残っていますが、今年の稲作が終わった安堵感が漂っています。 |
【審査委員長特別賞】
| タイトル | あわゆきの茶園 -入間市- |
|---|---|
| 受賞者 | 金子 ひろみ |
| 撮影者コメント | 春の雪が茶葉にうっすらと綺麗でした。 |
| 講評 | 作者はこの時を待っていたのでしょうね。茶畑の横のライン、端の曲線、立木の有様など画面構成がしっかりしていて、安定感があります。雪が降っている様子まで捉えたのはイメージどおりだったのでしょうか。日本画を見ているようでした。 |
【学生優秀賞】
| タイトル | 水田に映る光 -久喜市- |
|---|---|
| 受賞者 | 関口 実花 |
| 撮影者コメント | 雲の隙間からさす光が水面に映りとてもきれいに見えました。奥に行くにつれて色が濃くなっているところも見どころです。 |
| 講評 | 自然風景をよく観察していますね。朝夕の昇陽や落日には、惹きつけるものがあります。空の色の変化や水面に映り込む濃淡。太陽の位置がもう少し低いと家並みの様子まで撮ることが出来ました。空も水面ももっと変化しますよ。 |
審査員紹介
写真家の吉田功氏
一般社団法人 日本写真作家協会(JPA)会員
一般社団法人 二科会写真部 会員
カルチャー吉田写真教室(飯能・坂戸・熊谷)
1944年 埼玉県飯能市生まれ
1984年 二科展入選
2002年 埼玉県写真サロン知事賞受賞
2003年 埼玉県写真サロン知事賞受賞
2008年 JPS展入選
2010年 二科展特選 会友推挙
2011年 埼玉県写真サロン特選 招待となる
2020年 二科会写真部会員推挙
1993年 個展「ふるさと飯能の詩」(飯能市・まるひろ百貨店)
1995年 個展「川越 彩・詩・季」(主催 埼玉新聞社 川越市・まるひろ百貨店)
2000年 個展「奥武蔵詩季彩」(飯能市・まるひろ百貨店)
2003年 個展「能仁寺点描」(飯能市制50周年記念・まるひろ百貨店)
2008年 個展「せんせい」(飯能市・まるひろ百貨店)
2013年 個展「廃校の行方」(日本写真企画)
2015年 個展「大滝小最後の1年」(新宿・ニコンサロン)
2015年 個展「大滝小最後の1年」(秩父市・矢尾百貨店)
2016年 吉田 功とそのグループ展 「福島は今」(ウェスタ川越 2F)
2018年 個展「一人きりの卒業生」(新宿・ニコンサロン)
2022年 個展「10人の生徒で始まった」(ニコンプラザ東京THE GALLERY)
1997年 住宅都市整備公団「ビッグヒルズ」パンフ・チラシ撮影
2000年 写真集『奥武蔵詩季彩』(日本写真企画)
2002年 飯能信用金庫カレンダー「奥武蔵逍遥」撮影
2003年 飯能市市制施行50周年記念 絵はがき撮影(発行・飯能市役所)
2013年 写真集『廃校の行方』(日本写真企画)
2015年 写真集『廃校・大滝小最後の一年』(日本写真企画)
2018年 写真集『廃校・12人の詩』(日本写真企画)
2022年 写真集『10人の生徒で始まった・なみえ創成小中学校』(日本写真企画)