水土里情報利活用促進事業は、平成18年度から平成22年までの5年間で県内の農地や農業水利施設に関する電子地図情報(農業・農村基盤整備)の整備を行い、これらの情報をGIS(水土里情報システム)により農業関係機関の間で相互利用、情報共有を行い、効率的な水土里情報システムの活用を通じて農村の振興に向けた多様な取り組みの推進を図ることを目的に実施されました。
水土里情報利活用促進事業で整備された農業・農村基盤図を利用する目的で作成されたGIS(地理情報システム)で、航空写真(オルソ画像)、地形図、農地筆図(地番図)、耕区図等の地図情報に、地番、地目、面積等の各種農地情報(属性情報)を付加した農地地図情報システムです。
パソコンの画面上で自由自在にデータの表示や色塗り、編集・加工を行うことができ、各種計画の立案、調査結果の分析や様々な形式での印刷等、農業分野における業務の効率化に威力を発揮します。
水土里情報利活用促進事業で整備された農業・農村基盤図の相互利用、情報共有するに当たり、水土里情報システムの管理運用方法、基盤図の情報更新等のルールを確立、及び今後の検討課題を検討する目的で平成18年6月15日に設立されました。
水土里ネットさいたま(埼玉県土地改良事業団体連合会)では、平成22年度までに「水土里情報利活用促進事業」により、県内全域を対象として農地・農業水利施設等に関する地図情報データベース(GIS)を整備し、順次運用を開始しているところです。